『殺意のエトワール』GM:菊池たけし/鈴吹太郎/田中信二
【アブソリュート】
PC1:ピアニィ・フェリタニア/大竹みゆ(TRPGサークル「ルティナス」部長)
PC2:アル・イーズデイル/矢野俊策(F.E.A.R.)
PC3:ベネット/大畑顕(F.E.A.R.)
PC4:ナヴァール/鈴吹太郎(F.E.A.R.)
【ファントムレイダーズ】
PC1:ナーシア・アガルタ/小暮英麻(声優)
PC2:カテナ・アウレア/久保田悠羅(F.E.A.R.)
PC3:ゼパ・フリンジコルト/長田崇(F.E.A.R.)
PC4:アンソン・マンソン/菊池たけし(F.E.A.R.)
さて、前代未聞かどうかは知りませんが、別シリーズのパーティー同士がPC戦闘を繰り広げるお話です。……なんか違う気がするけど、まあそんなお話。
要するに、『サガ』第2巻のラストで、ゴーダ伯が「バルムンクの首領はピアニィだ!」と断言して、ピアニィがスゴく悪い顔でほくそ笑んだりするもんだから(挿絵のことね)、ファントムレイダーズがフェリタニアに殴り込みをかけた……と、そういうことです。
で、その前段のお話が第5話で、対決が第6話になるという構成です。
セッション自体は、大竹さんのひとことでシナリオがうっちゃられてしまうという(GMにとっての)悲劇が起きたりと、いろいろあったわけですが、注目ポイントはやはり第6話ですね。
結果は……、まあ一番良い収まりかたかな……とは思います。
ちょろっと気になったポイントとしては、ナーシアの行動原理はあくまでも「ロッシュだけ」なんですよね。彼女が、「メルトランドの王はスリス」と『ブレイク』で繰り返してたのは、「スリスがメルトランド王であるべき」というのではなくて、「スリスがメルトランド王でないと困る」(ヒースから竜輝石を託されたからって、いきなりメルトランド王とか言われても困る)という認識なんですよね。そのへんが自分の中で整理できてなくて、ちょろっと違和感を覚えてました。
結果的には、P.368のナーシアのひと言で納得できたわけですが。
これで、『ブレイク』続刊はしばらくお休み……かな? 場合によっては、無印に取り込まれて、このまま永遠にお休みですね(笑)。
それにしても、第5話、GMとプレイヤーが力を合わせてセッションを作っていくというのは、まさにこのことか……と、感心させられました。こういうリプレイは貴重ですね。
あと気になったこととして、無印以外の2シリーズは、ちゃんとサブタイトルがあるし「ファントムレイダーズ」とか「黄金の狼」というギルド名も認知されてるんですけど、無印のパーティーに「アブソリュート」というギルド名があることを覚えてた人、どれくらい居るんでしょう?(笑) 一般には、「フェリタニア・パーティー」で通っちゃってるし、サブタイも無く『無印』と呼ばれるのも、なんだか寂しい感じがします(笑)。
スポンサーサイト