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以前、山本寛監督が『ラブライブ!』についてコメントしたものを読みました。詳細は「山本寛 ラブライブ!」でググれば出てくるのでそちらを見ていただきたいですが、簡単に言うと、「『ラブライブ!』は優等生すぎる」というもので、読んでいてどうにも納得できなかったんですね。

ですが、最近になって唐突に、違和感の原因がわかりました。

ものすごくざっくり言うと、『ラブライブ!』と『アイドルマスター』は「アイドルコンテンツ」、『Wake Up Girls!』は「アイドル物のコンテンツ」なんですよね。

『アイマス』はゲームが出自で、プレイヤーがプロデューサーとなってアイドルを育てるという、アイドルそのものをエンターテインメントとしてパッケージングしたコンテンツになっています。
『ラブライブ!』は読参企画が出自で、「みんなで叶える物語」という作品コピーが示すように、制作とファンが一体となって作品を盛り上げていくというスタンスです。その上で、μ'sを明確にアイドルグループとして打ち出し、CDやPV、ライブといったアイドル体験を重視しています。
言ってしまえば、『ラブライブ!』も『アイマス』も、アニメは「コンテンツの一部」でしかないんですよね。『ラブライブ!』2期13話の構成を見ても、その姿勢は明確に示されていると思います。

一方の『WUG』は、「アイドルとは何か」という命題を出して一歩引いたところから、「アイドルという物語」を描き出すコンテンツになっています。その意味で、『WUG』はアニメが主要コンテンツという位置づけになります。別の言い方をすれば、『WUG』が描いているのは「アイドルそのもの」ではなく「アイドルの物語」なんですよね。

べつにどちらが優れているという話ではなく、『ラブライブ!』『アイマス』と『WUG』は同じアイドル作品でも、ジャンルが違うはずなんです。喩えるなら、『ドカベン』と『ダイヤのA』の違いとでも言えばいいでしょうか。

なので、『ラブライブ!』『アイマス』と『WUG』を直接比較して優劣を語ることには何も意味が無く、件の山本寛監督のコメントも、違うジャンルのものを無理遣り自分のフィールドに持ち込んで語っているから、違和感を覚えたんだな……と得心したしだいです。
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2014.07.17 Thu l ラブライブ! l コメント (0) トラックバック (0) l top
『叶え!みんなの夢』

もう、何も言うことはありません。

いや、ひと言だけあります。

ラブライブ!のスタッフは、本当によくわかってる

わかってなきゃ、こんな構成で最終回を作れないですよ。

『愛してるばんざーい!』が1期からの長大な伏線になってるとか、『Oh,Love&Peace!』が流れたところでも涙しましたよ。

・前進怖れずに
・喜びを分かち合って


まさに、アニメ版『ラブライブ!』で描かれたテーマそのものであることをあらためて気づかされ、涙を抑えることができませんでした。

第9話から5話も続いた最終回(私は、第9話が実質的な最終回だと思っています)、第9話放送時点では「5話(残り4話)も使って何やるんだ?」と思ってたんですが、『ラブライブ!』が築き上げてきた4年間を、まさに凝縮した構成になっていたと思います。

そして、1期第1話を彷彿とさせるパフォーマンスからの、花陽が受け取ったメールが劇場新作の告知に繋がるという鮮やかな流れ。

まさに Endless Parade ですよ!

ネットで見かけた感想で、「テレビアニメはテレビアニメできっちり終わらせてほしかった」というのを見ましたが、ちゃんとテレビアニメはすべてのテーマを回収して、第11話までにきっちり終わってます。ラブライブそのものが(予選も本選も)きちんと描かれていないことについても、(繰り返しになりますが)アニメ版『ラブライブ!』のテーマはA-RISEに勝つことでもラブライブで優勝することでもないので、本質的にラブライブそのものを描く必要は無いんです。
制作サイドは、これだけのことをきちんと計算してやってるんですよね。結果として、すごく「ご都合」な展開になっているところが多々ありますが、私はこう言いたい。

こまけぇこたぁいいんだよ!!

ろくにテーマも回収しないまま最終回を迎える作品などと比べたら、シリーズ構成は本当に良い仕事をしてますよ。ただ、アニメ版『ラブライブ!』はそのあたりの線引きが明確すぎて、逆に違和感を覚える人が少なくないようですが。
まあ、ツッコミどころが多いのは否定しませんけどね。でも、そこまでひっくるめて「アニメ版『ラブライブ!』」なのだと、私は思ってます。(私から言わせりゃ、3年生の進路なんてどうでもいいんですよ。作品テーマとはまったく関係無いんだから)

劇場は来夏~秋くらいですかね。まだまだパーティーは終わらないようです。
2014.07.01 Tue l ラブライブ! l コメント (0) トラックバック (0) l top
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