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『天に月、地に剣』

GM:久保田悠羅
PC:ユンガー/矢薙直樹(声優)
PC:エルザ・ブルックス/吉村清子(脚本家)
PC:ツヴァイ/菊池たけし(F.E.A.R.)
PC:ダイン/遠藤卓司(F.E.A.R.)

サガ・シリーズ、第2弾。

(おそらく)基幹ストーリーになる(と思われる)無印『サガ』(なんと呼称すればいいんだろう? ひとまず「無印」と書きます)とは変わり、5年前を舞台とした物語です。現在の物語も進行している状況で、過去の物語がどうリンクしていくのかが気になるところです。
また、無印と大きく異なる点がもうひとつあり、上に書いたとおり、『アクロス』ではPCの順位付けをせず、個別ハンドアウトも導入していません。無印が基本的にピアニィを主人公とした物語であるのとは異なり、『アクロス』では明確な「主人公」というものが定義されていません(便宜上、ユンガーが「リーダー」という位置にはありますが)。導入部分も、無印が物語の流れでパーティーを組んだのとは異なり、『アクロス』は最初からパーティーが組まれています。
要するに、無印は4人の登場人物がそれぞれに物語を持っていて、その集合体として全体の物語があり、中心位置にピアニィが居るという構造なんですよね。一方の『アクロス』は、4人が「傭兵団(の小隊)」というひとつの統一意志の中に存在していて、シナリオ自体もこの統一意志がどう動くか……で進められているので、ユンガーをはじめとする4人が合わさって「主人公」という形になります。このあたり、見せかたを変えてきた点など、上手いなぁ~……と個人的には思いました。

物語の詳細は実際にリプレイを読んでいただくのが早いと思うんですが、個人的に気になったのは、植田亮さんのキャラデザが非常に魅力的で、エルザが(吉村さんのロールプレイも相まって)必要以上に萌えキャラになっているのが印象的でした(笑)。
あと、矢薙さんのユンガーは、久々の(笑)ヒットじゃないですかね。『白御子』や『あわせみこ』とか『神薙ぐ御剣』あたりのキャラは、きくたけリプレイっぽいおふざけが入っている分、微妙に外しているところがあったんですが、今回は久保田悠羅GMの戦記物というあたりを意識したのか、ユンガーは渋く落ち着いていながらもしっかり存在感のあるキャラに仕上がってます。矢薙さんはたぶん、普通にカッコいいPCをやったほうがハマると思いますよ。

総評として、『アクロス』は無印のような爆発的な面白さは無いんですが、しっかりまとまった読み応えのある内容に仕上がっていると思います。この先、どのように物語が展開していくのか、かなり楽しみになってまいりました。
その一方、次回『ブレイク』は社長GMということで、どんな見せかたをしてくるのか、こちらにも期待したいところです。
2008.10.19 Sun l ARA l コメント (0) トラックバック (0) l top

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