うーん、なんと言うか……破天荒なアニメだ(笑)。
シリアス、ギャグ、ナンセンス、美少女、燃え、萌え、バトル、正義の味方、悪の秘密結社、恋愛、仲間、秘密兵器……etc. とにかく思いつくかぎりのネタを集めて、どれに対しても一切妥協せずに詰め込んだという感じ。
るるららの飛行機バトルに始まり、探偵事務所でのドタバタ劇。途中、イカと戦う愛之助を挟みながら、3人の関係に主眼を置いたシリアスな人間ドラマを展開し、公彦の登場とともに3人の関係が崩れ始める急展開……かと思いきや、いきなりイカファイヤー。「人間とイカを合体させた不死身の怪人」って、もうわけがわからない(誉め言葉)。振り返るだに、いったい何のアニメだったのかよくわからないあたり、これを作ったのはバカか天才かのどっちかでしょう(笑)。
しかし、終始一貫して“3人”というテーマはきっちり守り通したし、全てのエピソードは結局、それを表現するためのエッセンスだったわけで、そのエッセンスを様々な演出手法に求め続けたというのが、この作品なんだと思います。そういう意味では、ありがちな「結局、何がやりたかったのかわからないアニメ」ではないんだよね。たんに彼らは「いろんなことがやりたかった」のではないかと思います。でも、決してテーマは見失わなかった。ここがスゴい。
第1話冒頭のるるららの戦闘シーンについても、愛之助が戦ったイカの正体についても、最終回までにきっちり設定を拾ったし、OPの「双子の天使が舞い降りてきて、世の悪事をぶっ倒しちゃうぞ!」もちゃんと成立させた。期待されたものをきっちりこなし、結果として期待以上のものに仕上げたわけで、これはちゃんと評価されるべきでしょう。
世間の評価はどうなんだろう? パッと見たところ、この良い意味での「先のわからなさ」に好意的な評価が多いように思います。
ただ、個人的に思うに、この作品を正しく評価するには、今までに無い特殊な言語が必要な気がしてならない。だって、どんなに頑張っても、「スゴいアニメだ」としか言いようが無いもので(汗)。
途中、どうなることかと思ったけど、終わってみればとにかく面白かった! それだけは間違いない。
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