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何をいまさら……という感じなんですが、↓これ見て思うところがあったので、書いてみたいと思います。



この手の、(原曲を人間が歌っているという意味での)一般曲がVOCALOIDでカバーされると、必ず「人間のほうが上手い」というアンチコメが付き、それに対して「ミクのほうがいい」なんてコメが付くという泥仕合になるわけですが、それを見るたび、批判する側もされる側も全く成長しないなぁ~……と思うわけです。
そんなん、DTMより生音源のほうがいいのはあたり前の話で、それは肉声とVOCALOIDに限った話ではなく、純粋に音の良さをMIDIとフルオーケストラで比べたら、そもそも比較にもならないでしょう。

結局、サンプリングした楽器(音声)を機械的に変調させて発音しているという意味では、VOCALOID自体がDTMの一音源でしかなく、「音の良さ」という観点で比べたとき、肉声とVOCALOIDを比較すること自体があまり意味の無い話なんですが、そのへんが整理されないまま未だ「ミクのほうがいい」だの「オリジナル(人間)のほうが上手い」だのといった無意味な議論が交わされていることに、違和感を覚えています。

なんてことを書いていると、例えば写真の世界などでは、「デジタルよりも銀塩のほうが絶対的に優れていると言えるのか?」などと言われたりして、なかなか答えに窮するところではあるんですが、それはどちらかというと「適材適所」に近い話なのかなぁ~とも思います。
私自身、音楽には通じていないので想像の範囲で語ってしまいますが、要するに、デジカメでしか表現できない写真もあれば銀塩でしか表現できない写真もあるのと同じように、DTMでしか実現できない音楽っていうのはやはりあるはずだと思うんですよね。そして、どんな手法にしろ制限というのはあるわけで、その制限の中でより良いものを目指すというアプローチは評価してしかるべきではないかと思うわけです。それってじつは、DTMだろうが生演奏だろうが、肉声だろうが何も変わらない。
そう考えると、ミクを頑張って調教している人に対する「VOCALOIDは機械的すぎるからダメ」なんて批判はあまりに短絡的すぎてつまらなく、VOCALOIDを礼賛するあまりの「これで歌い手いらない」という意見は完全に本質を見失っています。

また一方で、「VOCALOID」ではなく「初音ミク」という観点に立つと、実はもう少し難しい部分はあるように思います。要するに、VOCALOIDがあくまでDTMという範疇に収まっている間は、私が書いた戯れ言の範囲内で事は収まるんですが、VOCALOIDが「初音ミク」というキャラクターを持ってしまったことが、種々の功罪を生んでいるのも事実でしょう。
早い話、「功」はVOCALOIDというDTM音源を爆発的に普及させたこと、「罪」は「初音ミク」というキャラクターを通してしかVOCALOIDがほとんど語られていないことですね。前出の「ミクのほうがいい」みたいな意見も、たいていは「初音ミク」というキャラクターを通して語られてますよね。

そういう意味で、批判する側もされる側も、議論の対象が「VOCALOID」なのか「初音ミク」なのかもう少し整理してかからないと、泥仕合というか空中戦というか、不毛な言い合いに終始してしまいそうで恐ろしいです。

このあたり、ミクの誕生から2年が経過してなお議論が成熟してないように見えるのは、気のせいなのかなぁ~。
2009.10.06 Tue l 雑談 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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